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BL本  すべては彼の手の中に

義月粧子 さんの 『すべては彼の手の中に』





§まず一言§

意外や意外、どこまでも甘くなくてどこに行きつくのかわからなかった。まいった!



すべては彼の手の中に (クロスノベルス)すべては彼の手の中に (クロスノベルス)
(2005/10)
義月 粧子

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§簡単概要§

宰は高校三年の時に初めて悪魔な魅力を持つ年下の男、和貴に出会う。
奔放で強引な和貴は、優等生タイプの宰とは正反対。その和貴に誘われて宰は困惑しながらもひと夏の付き合いを承諾する。
だがこれは本当にひと夏で、宰は本当に好きになったが和喜は遊びだった、かけだったと宰への興味を無くしてしまうのだった。
そして六年後、宰は偶然和喜に出会う。相変わらずの和喜の性格に辟易しながらも体の関係だけを長々と続けていく宰。
だがそこに和喜が本気に落とそうとしている別の男の影を見て…。




§感想§

全然行きつくところがわからなかった。そういう意味で面白かった。

文章も込み入ってない。短文の羅列。でも情景は良くわかる。

和喜のあまりの奔放さや言動に、本当にこいつはどう思っているのか?本当にただのお遊びのつもりなのか?とラストに辿り着くまで何がしたいのか良い意味でわからない。ハマる本。
アプローチの仕方や関係も、普通とは少し違う。予想外。


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「・・・ちが」
「違わないよ。あんたは俺に興味があるんだ」


本当はお互いがクール過ぎるあまり、自分もクールに接し、それを相手が誤解してまたクールに接するというループが出来上がっていることを最後に知る。
やっと素直になった和喜はラストで可愛いと思えるが、それまではかなりいやな奴(笑)。

その和喜に振り回される宰の心の動きがメインで書かれているのは、読み応えがあった。
複雑に描いているわけではないけど、ああわかる!と共感型。







§最後に一言§

この本は意外性がある。少し前に出された本だけど手に取って損はない。「ホーム・スウィートホーム」のスピンオフ本。だから当該本の主役愁と祐瑚も出演。




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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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