BL小説 恋する臆病者(チキン) (ディアプラス文庫) の感想



最近思ったのですが、月村作品はわりと「ボタンの掛け違い」系な展開が多いですよね。
お互いに誤解して、お互いに誤解したまま行動に走り……みたいな。
そう、芸人さんでいうと(ちょっとマニアック?ですが)「アンジャッシュさん」
彼らのコントは、まさにボタンの掛け違い系。
お互いに何かしらを誤解していて、そのまま話が進み、最後につじつまが合わなくなって、あれ?みたいな。

過去の月村作品でも「嫌よ嫌よも好きのうち」なんかも、抱き合わせ後日話がまるっとボタンの掛け違い系展開で、いろいろ楽しく笑わせていただきました。


恋する臆病者(チキン) (ディアプラス文庫)恋する臆病者(チキン) (ディアプラス文庫)
(2014/12/09)
月村 奎

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さて、この小説も、ちょっとこのボタンの掛け違い系入ってます!
読んでる方は、楽しいのですが、これ、主人公たちは真剣だよなぁ……
と、またその読み手の温度と主人公たちの温度の差も面白かったり。

あれこれ最初から暴走してしまいましたが(笑)、何が言いたいかというと、「おススメ:ってことです(笑)
真面目な出版者編集の玲(受)
今まさに売れ売れの俳優椎名(攻)

玲は椎名の大ファン。
しっかり勝手に夜のおかずにしてしまっているぐらいの大ファン。
だけど過去に変なオトコと付き合ったおかげで自分はインラン、これは良くないことだと律しているちょっと切ない過去の持ち主。

対する椎名は明朗快活、明るくて、めちゃくちゃ好青年の売れっ子俳優さん。

そんな2人が付き合って、いろいろ初めてのあれこれをしていく流れですが、2人とも違うことを誤解してたり隠したりしていて、その掛け違いが月村作品独特の「可愛面白さ」たっぷりでした。

「大ファン」であることからどうしても抜け出せない玲の、椎名を崇拝せんばかりの心のつぶやきが可愛い!

その玲をまっすぐ好きになる椎名は、青春カッコいい!

ジメ度ゼロ。
糖度50%から200%へ急上昇
笑いツボ度80%
爽やかかっこよさ度300%
切な度20%

あわただしくもなく、まったり感も少な目。
ちょうどよいサクサク進むテンポで、読み応えもちょうど。
小椋ムクさんのイラストも超綺麗。
と、いろいろコンパクトに全てが収まっているおススメ小説とさせていただきます。

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