BL小説 海に天使がいるならば (幻冬舎ルチル文庫) の感想



性格が正反対の双子兄弟と、彼らの家庭教師だった年上青年の「疑似?三角関係からの普通の双方向恋愛」ストーリー。

ちょっと全体的にぬるめ。
ぱきっとした恋愛観とか展開がないから読後の充実感はイマイチでしたが、まったりのんびり?味わいたいなら、これはこれでアリです。


海に天使がいるならば (幻冬舎ルチル文庫)海に天使がいるならば (幻冬舎ルチル文庫)
(2014/12/15)
安曇 ひかる

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疑似三角関係なので、実際には三角じゃありません。
三角関係モノを読みたかったらそのあたりを割り引いて読まないとちょっとがっかりします(笑)

しかもちょっと関係性がぬるいので、そのあたりのしゃっきり切なさ感も薄目なところが物足りなさがありました。

メインは双子兄と、双子弟の家庭教師としてやってきた大学生の、時代を経て、年を重ねての恋愛ストーリー。
元気で社交的な弟と正反対に、おとなしく物静かで我儘言わない兄が好きになったのは、弟の家庭教師。
2人の間はなんとなくつかず離れずで、結局何年も経って、細々連絡を取りつつ……過去と現在をいったり来たりしながら話が進みます。

主人公の恋愛感情からくる思い込みが関係を複雑にしているので、なんだか複雑な展開に錯覚してしまうところもあるんですが、ふと読みながら考えると「最初から両想い的じゃん」とぐずぐずしている主人公2人の進度の遅さにちょっとヤキモキ。
そのヤキモキ感にはちょっと心をくすぐられました。

双子弟の他にも、当て馬感100%のキャラが出てきたりと、後半は風呂敷広げすぎ感があったものの、最初から着地点はみえみえなので、予定調和的な内容がお好きな読者のツボにははまるかと思います。

ただ……甘々恋愛とか肉体的つながりとかは、ナシ。
「純愛」「ほのかに恋心をひっそりと育てる」系の展開ですので、肉感的なものも求めたい方にはおススメしません。



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