BLコミック きっと恋に違いない 花丸コミックス の感想



いや~、なんかツボったコミックでした。

タイトル作品ともう1本入っているのですが、どっちも、なんかツボります(笑)

アップダウンがあるわけじゃないのに、なんか「ああ、このオトコたち、可愛い……」っていい子いい子と頭撫でたくなるような可愛さ。


きっと恋に違いない 花丸コミックスきっと恋に違いない 花丸コミックス
(2014/01/28)
西田東

商品詳細を見る



西田東さんの絵柄には好き嫌いはあると思うけれど(まあ、ぶっちゃけ華麗な絵柄ではないけれど……)、そこにもまた味があります。
てか、この人じゃなけりゃこれ、描けないなぁって雰囲気バンバン漂ってます。

簡単にあらすじを申しますと……
同じ会社に勤める牧野と佐々木は同僚同士で課長同士。
普通に今まで同僚友達付きあいしてきたのに、ある日牧野のPCに沢山佐々木の画像があるのを佐々木本人が発見! 「え、こいつもしかして俺のこと好き……?」
なんて思い出したら、もうそういうふうにしか牧野のことを見れなくなっちゃって、逆に佐々木の言動がおかしくなってきてしまう……というリーマンもの。

この佐々木の態度に「わかる、わかる!」感があるんです。

相手が自分のこと好きかもって思ったら、やっぱり意識しちゃうし、いろいろ勘ぐっちゃうし。
でも相手が全く反応してこなかったら、それはそれで「あれ、自分の勘違い??」なんてまた悩んで、でも「写真持ってるってどういうことよ」と勝手に悩んでしまうもの。

じゃあはっきり牧野に訊けばいいじゃん! と思うけど、それが出来ないのがリーマン。
いや、普通に女と男の恋愛でもそうそう容易くは訊けませんよねぇ(笑)

この佐々木のぐるぐる感がたまらなくツボ。

そして結構普通な顔してる牧野も、実は内心焦ってたりして、普通に見せようと何気ないふりして探り合ってるリーマン2人の挙動が可愛くて、何度読んでも飽きないお話でした。

じゃあ実際はどうなのか……については、ネタバレになるので各自お読みいただくとして、最終的にはハッピーエンド、エロなしハッピーエンドです。

え~エロなし~!と思わぬなかれ。
しっかりエッチしよう!と頑張ろうとする姿はあります(笑)
でもそれもまた西田作品オチとも言える、究極の寝オチ・トイレ居眠りオチと、大爆笑のラスト。
ああ、リーマン、ホント可愛い!!!

と、リーマンの可愛さばかり書きましたが、収録作品もリーマンもの。
といっても、こちらは高級メガネ公務員。

真面目な公務員が妹のエロビデオ出演を防ぐために、自分がエロものに出る羽目になってしまい、それを脅してくる攻ビデオ男のお話。

こちらはタイトル作品と違って、結構関係がシビア。
でも、なんだろ、次第にその怪しい関係の間に「恋みたいな情」が湧いてくる。
この感情の湧き方がすごくリアルで、ほわっと温かさがあるのが不思議、西田マジック。

最後に、攻ビデオ男を思わず探してしまうメガネ公務員の必死な姿も、呼ばれて、見上げてふわっと笑う攻ビデオ男も、なんか胸がキュンとする顔。

ああ、なんか、2人はお互いに大事な人になってたんだなぁ……と単館上映のフランス映画っぽいラストでよかったです。

ってことで、派手さはないけど、買いの1冊でしょう、これも。



BLコミック あいもかわらず (マーブルコミックス) の感想 | Home | BL小説 愛しのいばら姫 (プラチナ文庫) の感想

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する