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BLコミック 灰とラブストーリー (キャラ文庫) の感想



どういう方向に落ち着くんだろう、このカップル。

なんて思っていたら、なかなか味のある攻キャラに途中からのめり込み。
大人攻と、青々しいツンデレ受とでもいいましょうか。
キャンキャン一丁前に言ってる受と、すべてを聞き流しつつ、割としっかり手綱を握るタイプの攻。

鹿児島、桜島、煤煙と、これまた特異な状況で、微細なツボタッチがたっぷり。


灰とラブストーリー (キャラ文庫)灰とラブストーリー (キャラ文庫)
(2014/10/25)
砂原 糖子

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舞台は鹿児島。
桜島の噴火に絡めて知り合った、自分に自信がある久我山と、彼の隣人、医者の中馬。

出会いは最悪。
その後の会話も最悪。
なのに、次第に2人は近付いていって、ついにはなぜか恋人に。

医者の中馬(攻)は大人。
言うことが理論的で、相手の出方を予想したうえで喋ったり。
とはいえ、心の中は割と波風立っていたりもするけれど、それが顔に出ないところが大人!

巧くやり過ごす自分なりのテクがあるところも、ちょっとカッコイイ。
そして、たまにちらりと本音を吐露して、実は……と葛藤をぼろっとこぼすところも可愛い男。

そんな中馬の相手が、自称エリート君の久我山。
大手広告代理店ですごく活躍してきた若手。
顔にも、お金にも、出自にも、まあいろいろ自信があって、めっちゃ鼻持ちならない可愛いヤツ(笑)

きっと、実際に職場にいたら、結構ムカつく系(笑)
なんだ、あいつって自信満々な態度に、イラっときちゃうと思う。

でも、でも……
中馬の前では妙に可愛くなってしまうのです!

素直さはゼロ。
態度はデカッ!
仕事は熱心。
そこは素直に褒めておきます(笑)
大体、お礼を言うことを知らない若者。

なんですが……
ひん曲がった可愛さといいましょうか。
クソ生意気だけど可愛いのです!
きっと中馬もそこに惚れてしまったんだと思います。

何かしてはちゃめちゃになってしまったり。 ニュース見ないで外に出て、桜島の噴火で白いシャツが真っ黒になったり。
失敗エピソードも、かっこつけ君とのギャップが可愛いのです。

次第に鹿児島という町に慣れてくる久我山を読んでいると、なんとなくこちらまで鹿児島に愛着めいたものを感じてしまいました。

それだけ久我山が1冊の中で愛着を感じるように変化していて、そんなエピソードもちょっと微笑ましさがあります。

中馬もただの良いお医者さんではなく、過去にいろいろあった人物。
そのあたりの久我山との絡みや展開も読みどころでした。
割と、「おっ!?」てな展開があり。

イラストでみる、中馬先生、かっこいいです!
大人の男。
草食系だけど、一肌脱ぐとちょっと両生類……?じゃない「半肉食系」な部分も……

メールを送るかどうするか。
どっちが先に謝るか。
いろいろ男だと、悩んでしまうもの。
久我山が口をとがらせながら、言いづらそうに、恥ずかしそうに謝る姿もなんだか見捨てられそうで焦るチワワみたいでラブリーでした!



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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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