BLコミック KOH-BOKU(コーボク) (ディアプラス・コミックス)の感想



ちょっと資料として読んだのですが……
いや、これすごい!
これぞ、オヤジBLのエベレスト!
こんなに面白くて、哀愁あって、愛しくて、ラブリーなBLは見たことがない!

これは間違いなく、「買い」「読み」の1冊。


KOH-BOKU(コーボク) (ディアプラス・コミックス)KOH-BOKU(コーボク) (ディアプラス・コミックス)
(2014/08/30)
未散 ソノオ

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中身は超絶オススメなのに、イマイチ巷で盛り上がらなかった(?)のは、きっとこの表紙とタイトルのせいに違いない。

たしかに、この表紙とタイトルから、すぐに「買い!」とひらめくBL好きはそうそういないはず……
良くも悪くも、地味?(笑)な表紙。
特にBL初心者がぱっと手にするタイプではない。

が!
が、しかし……

これに惑わされず、半分ダマされた気分で(すいません……)読むと、もうこれはすごいのです!

なんとも言えない、ワンコ攻×尽くされるおじさん受!!!

しかも舞台は経産省。霞が関のエリート集団。

攻は、東大出身、スーパーエリートのメガネ、柏木。
隙のない完璧な仕事、完璧な容姿、なにもかもが完璧
そして……なんと弁当男子(笑)

その攻にも母親のように尽くされまくるのが、柏木の上司の今宮究、いっけん冴えないおじさん。<br> 天然、のんびり、でもどこか漂う気品があって、なされるがまま、柏木に世話を焼かれている。

一見、これはワンコ攻×年上受。
でも、これはワンコ攻を超えているのです。
もはや、パートナー攻、母親攻、世話役?攻。

食事を抜いたり、無理をしてしまう究さんのためにお弁当を作る、スープを作る、なにもかも先回りして用意する。
倒れた究さんのために、母親以上に、家族以上に世話をする。
でもそれが押しつけがましくない……いや、強引さはあるけれど、なにせスーパーエリート。すべての行動が淡々と感情の振れ幅小さくすべてを行うところが超ツボ!!!

そしてそれをすべてまた淡々と受け入れる究さん。

これはもう部下と上司の恋愛ではない!
すでにパートナーとしての恋愛!

いや……まさに、「公僕」????(笑)

そんな能面柏木が、たま~に見せる、泣き顔や笑い顔が超萌えです!
たまにしかみせないエリートの素顔、たまらなく可愛いのです!

きっと究さんもそう思っているに違いない。
だから、柏木に従い、たまに柏木に助言する。上司として、恋人として、世話される側の人間として(笑)
それも「おじさん」特有の優しさにあふれていて、ほんわかほっこり。

経産省の公僕の面白さやオフィスでの笑いもあって、少しコミカルラブな要素もあるけれど、基本は「純愛」
「ワンコの純愛」でしょう!

おじさんモノが好きな方もワンコ好きな方も楽しめるコミックですが、究さんは「おじさん」というよりは、少し「おじさま」

実はやんごとなきめちゃくちゃ良い出の究さん。
仕草や態度からそれがふわり薫ってくるところが絶妙で、すごい、未散ソノオさん!!と感動しました。

絵柄はちょっと好き嫌いがあります、きっと。
どっちかといえば、ぶっちゃけあまり上手じゃない……
左手で描いた絵……みたいな?
ジャンル違うけど、遠藤淑子さんに似てます……話は超絶面白いのに、絵柄が微妙……みたいな。
(とはいえ、管理人も遠藤淑子さん、大好きです!「なごみクラブ」バンザイ!)

でも、それもまた読んでいるうちに味わいがあって、この未散ソノオさんの絵だからこそのこの「公僕」
柏木と究。
まったりとした、でもそこかすっと緊張した雰囲気があるコミック

もう言葉では言い尽くせない、この「KOH-BOKU」の良さ。
ぜひぜひ、自分で読んでご体験を!!!



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