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BL小説 水曜日の嘘つき (幻冬舎ルチル文庫)



やりチンでモデルもやってる大学生が本気で恋に落ちる。
そんな設定ですが、チャラいとは言え、かなりいいヤツ。
最初から攻め→受けへの気持ちが固いガチ恋ストーリーで、展開的には安心して読んでいられるタイプの本でした。

2人の恋も可愛さがあるというよりは、淡い砂糖菓子をふんわり愛でるような暖かさと面映さあって、ふんわり具合が「素敵」でした。

何気ない態度に隠れた気持ちを読み取るような本がお好きな方におススメです。

水曜日の嘘つき (幻冬舎ルチル文庫)水曜日の嘘つき (幻冬舎ルチル文庫)
(2014/07/15)
かわい 有美子

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基本は「賭けで相手を落とそうとして、本気になってしまう」という古典的な筋書。
モデルもちょろっとやってるイケメンやりチン大学生の椎名が、元超売れっ子子役で今は一般人の先輩大学院生真尋を賭けで落とそうとします。

なのですが、最初から攻めの椎名はかなり真剣で、ガチでハマッてしまう。
いい加減なヤツと思わせて、実はのっけから真面目で一筋タイプ。
チャラ男じゃなかったの?と思いつつも、その爽やかぶりが素敵な攻め男クンでした。


そんな攻め視点で書かれていますが、描写は受けメイン。
ゲームの一環でターゲットにされた受け、真尋の態度が次第に解れていく様子が、椎名を通して間接的にジワジワ伝わってくるところにあからさまじゃない奥深さみたいなのがありました。

最後の最後で急展開して決着がついたようなつかないような感じで本編は終了。
その分二人が恋を育む流れが綿密。
お互いの出方を探りながらも「好き」を抑えられない姿が切ないしちょっとノスタルジック。

後日ショートで何となく関係が一段落するものの、まだまだ未知数な雰囲気を秘めて終わってしまうのも逆に予想外な終わり方で記憶に残りました。
まったりしたハッピーエンドじゃない、どこか躍動感を残したままってのも新鮮でよかったです。

かわい作品の中では割と正統だなという印象を受けました。



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