BL小説   町工場にヒツジがいっぴき (二見書房 シャレード文庫)


この表紙にダマされました(笑)!!!

この表紙を見ると、
どう見ても、「町工場で一緒に働くワイルド攻め×ヒツジちゃん受け」。

しかししかし! 内容はまったく違いました。

うーん、表紙の力、恐ろしや……


町工場にヒツジがいっぴき (二見書房 シャレード文庫)町工場にヒツジがいっぴき (二見書房 シャレード文庫)
(2014/06/24)
今城 けい

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じゃあ町工場で働く二人でないなら、なんなんだ!?

「町工場の跡取り息子×金持ちで影薄いお坊ちゃん」です。
職場ラブではありません。
最終的には職場恋人……になるといえばなりますが、基本は全く仕事場は関係あらず……

なので、工場系がお好みの方は、ご注意を。
過度な期待をしていると、ちょっと期待外れ感があるかもしれません!

ただ、これはこれでアリはアリ。
外見とは違って割とナンパちっくな攻めに、天然坊ちゃん受け。
工場モノ!と考えなければ、アリです。

攻めは、昔はエリートサラリーマンで暗い過去のある小さな工場の跡取り息子、皆瀬。
受けは、金持ちの長男だけど影薄くて一族からないがしろにされている大学生、八重垣。

電車の人身事故に逢ったことで、八重垣ことヤエは、いきなり自分は空っぽで、何もないと実感。
(微妙にその展開が強引だけど、まあ最初の最初だし、スルーしようと決めて読むとGOOD)

そこで思い出した姪っ子との約束を果たそうと、自分とは世界が違う東京大田区の町工場地帯へ、姪っ子に逢いに行く……ところから、ヒツジの場違いな地帯での生活が始まる展開。

落ちぶれた従兄弟、姪っ子、皆瀬の工場仲間。
いろいろ出てくる中でヤエが心的に強く成長。
優しさのかたまりみたいな、真綿のようなヤエの頑張りっぷりは、けなげ。
天然でも鼻につかないタイプで、高感度100%。
しかも言葉づかいが丁寧すぎて、ちょっといじめたくなる系の可愛い受けでした。

そのヤエに対して結構エロいこと考えているのが皆瀬。
強面で無愛想だけど、割と早い段階からヤエに欲情してるちょっとむっつり系。
オオカミ的でワイルドに見えて、エッチはかなり正統派。
見た目に反して、男臭さも少なめ。
そのギャップに物足りなさも感じてしまいました。

町工場の生活や雑多な雰囲気もあるにはあれど、そこまで油臭さが漂っていない。 これは個人的にはイマイチ。
だからか、ガツンと入り込めない部分があったのもイマイチでした。

何が結局焦点だったのか。
工場での生活か。
ヤエの金持ちからの脱却か。
皆瀬の過去との決別か。
いろんなことまとめて一つの話ではあるんですが、ちょっとブレ感があって自分としてはすべての印象がうすくなってしまいました。

ですが、分厚くて読みかさはあります!
挿絵もキスシーン多いです。
特に扉絵のカラーは煽情的でした。



テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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