BL小説  オレンジの天気図 (幻冬舎ルチル文庫)



かなり好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
結構読者の印象って最初のあたりで決まったりするもの。
そして受けと攻めのキャラでも決まる。
自分が受け目線で読む読者なら受けに共感できるか、受けが好ましい?人物か。
自分が攻め目線で読む読者ならまたしかり。

そう考えると、この受けはちょっと微妙かも(笑)
個人的にはなかなか面白かったと思うのですが、はてさて……



オレンジの天気図 (幻冬舎ルチル文庫)オレンジの天気図 (幻冬舎ルチル文庫)
(2014/04/15)
安曇 ひかる

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前半はかなりユルユルで節操なしの受け。
それに振り回される真面目弁護士攻め。

それが後半はかなりシリアスに展開。
トラウマ抱えた受けと、同じ境遇にありながらも受けの全てを受け止めようとする頼もしい年上攻め。

同じキャラなのに、受けも攻めも印象がガラリ。
人間ってどういう意味でも二面性ってあるようで……
想定外な展開になかなか印象に残ったでした。

気象予報士の陽と、弁護士の須賀。
ひょんなことから知り合った二人。
陽はセックス依存症で、かなりガツガツストレートに欲求を訴えるタイプ。
人が見てるのも構わず一人エッチしたり(笑)
それがふしだらっぽく見えなくもないけど、基本はなにか憎めない可愛い男。

そんな陽に最初から振り回されているのが、人生石橋をたたいて渡ってきた弁護士の須賀。
最初はなんだ、こいつ!!!と思っていたけど、いろいろ関わっていくうちに、変な性格ひっくるめて陽を好きになる須賀。
陽のセックス依存症を治したい、自分がそばにいてやりたいと、頼もしいです!

性格も生きざまも違う二人。
そんな二人がなんとか折り合いつけて会話しているシーンはちょっとほのぼの。
そして後半のシリアス展開も、それはそれでちょっと涙腺刺激するシーンもあり。
展開としては予想できる。
でも、細かいところが想定外。
なかなか表紙や概要からは想像できないタネあかしでした。

ただ、このスレた受けは好みが分かれるところ。
この受けが引っ掛かると、全体的に面白くないと感じる危険性があり。

須賀をそでにしたり我儘な態度はちょっとイラッとするところもあるけど、子供の頃を知ってしまうと今の陽も許せてしまったり(笑) 私も最初、なんだ、こいつ……とあまりのフリーダムさに呆れて須賀に同情。
こんなやつ、やめとけやめとけ。
なんて、本の中の須賀に語ってました(笑)

それでも読んでいくと、陽が可愛く思えてきたからあら不思議。
きっと須賀もこういう気持ちなんだろうな、と須賀との同盟?めいたものを感じたのも事実。

こればっかりは読んでみないとわからない不確定要素ですね。





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