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BL小説  いとしい背中 (幻冬舎ルチル文庫)



基本は王道ストーリーでした。
攻めが年上の金持ちセレブで、かっこいい男。
受けはまだ学生だけど真面目でまっすぐで、背が低め。

全てがまさに王道。
型にはまったキャラ設定、出会い、ちょっとした仕事出資話、微妙なかけひき、誤解、そして初めての……。
ベタな設定と展開でしたが、やらせ感はなくてさらりとしているところは良かったです。



いとしい背中 (幻冬舎ルチル文庫)いとしい背中 (幻冬舎ルチル文庫)
(2014/03/17)
御堂 なな子

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特に、攻めの紀藤はかっこよかったです!
まずセレブって設定が文句し。
ついでに仕事ではちょっとクールでテキバキしてて、たまに怖い。
なのに、なぜか受けの名生に良かれと思ってしたことが全て裏目に出てしまう、なんだか痛い切ない不憫な男(笑)
そのギャップがまた面白いというか、可愛いというか。

そして受けの名生も、頼りになるんだかなんないんだか、今時の子だなと思うシーンがある反面、意外と頑固だったりキトうよりも融通が効かなかったりと、若いのにしっかりした部分もあって、好感が持てるタイプ。
ちょっとおっちょこちょいというか、少し考えてから行動しろよ……って突っ込みたくなる部分はあるものの、それも可愛い部分と言えば、そのとおり。

ただ、ちょっと現実味なさすぎ!!!(笑)

攻めの紀藤は29歳あたりの設定で、既にグループ企業の某CEOで海外在住。
忙しくて忙しくてという設定の割には、わりと頻繁に電話してきたり急に訪ねてきたり(笑)

その紀藤に死んだ父親の影を重ねて、その後恋に落ちる受けの名生は、イタリア留学中に祖父が病気で急きょ日本に帰ってきたテイラーの卵。
テイラーの神様と言われた祖父の血を継いで20歳ながら完璧なスーツ仕上げもできてしまう。
そして帰国して1か月以内に、紀藤と出会って、ひょんなことからキスされて、恋に落ちて、ちょっと誤解されて、でも好きで……という展開。

少し早すぎです!

出会ってすぐに仕立てを任されるとか、恋に落ちるとか。
気持ちが固まる要因が曖昧で、どのシーンのどこが主人公たちにとって運命的な瞬間だったのかがまったくもって不明。
だいたい、名生もゲイでもなんでもないのに、ひょいっと紀藤に恋する。
ありか、そんなの~!!??

逆に読んでて「え、もうそんな展開なの? いつそう思ったの?」と主人公たちに問いかけたくなる部分がちらほら。
キャラがぶれてるというよりも、ぶれる以前の問題でキャラ造詣が浅いところが引っかかりました。

主人公たちは悪くないし、展開も悪いわけじゃない。
ただ全体的に浅くて、シーンのいいとこをつなげたようないいとこ取りがめちゃくちゃ気になりました。

個人的に麻々原さんのイラストが好きで購入しましたが、イラストは綺麗です。
でもエロさはないです(笑)



テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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