BL小説  好きになるはずがない (SHYノベルス316)



キャラは味わい深いけど、微妙にぬるめな展開でした。

一言で全てを表すならば、まさにタイトルどおり。

「好きになるはずがない」のに、いつの間にか落ちている。
でも好きになっていく自分が怖いし、自分を好きだという相手に申し訳なく思う。

結局は好きな者同士。
遠目で見れば簡単なことなのに、過去の経験や家庭環境による思考回路が邪魔をする。

単純なことだけど、気持ちはうまくいかない。
そんなことがまるっと上手に収まってました。


好きになるはずがない (SHYノベルス316)好きになるはずがない (SHYノベルス316)
(2014/01/31)
椎崎 夕

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個人的にはちょっとハマれなかったのですが、けっこうツボつきな部分もあるので、ハマる読者はハマれる一冊かと思います。
受けの気持ちに同調できれば、ハマれると思います。
ちょっと冷めた目で見ちゃうと(私はズバリそうでしたが)、ハマれません(笑)

共感という意味では、意見でわかれそうなタイプです。

過去の経験や家庭環境から恋愛は遊びと割り切っているセイ(受け)
全く違う人種で大人の男、同じ会社の課長守川(攻め)。

真剣な男と、遊びで留めようとする男。
一途な男と、一途になる自分が怖い男。

最初から好きな男と、最初は何とも思っていない男。

全く違うように見える2人が、ためしに友達以上恋人未満的な雰囲気で付き合いを続けていくうちに、セイは無自覚に守川に惹かれていく。

守川は終始一貫して好意を隠さない筋が通った男。
でもただ真面目だったり一途だったりするだけじゃない。
融通も効くし意外と心の中では違うことを思っていたりして、そのギャップが魅力的な男。
少し線が細めでモノトーンぴったりのイラストも相まって、かなり素敵な攻めでした!

逆にセイは自分の本名も何もかも隠して守川とつきあいを続ける、どこか逃げ道を残している男。
友達の絡みやら何やら、割と優柔不断なところもあったり。
まあ、そこが魅力的に思えれば結構好感持てるタイプかもしれません(私はあまり持てなかったけど)

ストーリーはちょっといきさつやら友人の絡みやらが強引なところもあるけれど、始終2人を取り巻いて話が進むところはわかりやすかったです。
恋愛以外には太い伏線が出てこないのも恋愛重視でGOODでした。

その分視野が狭くなるけれど、あまり気にならない程度。

エロは割と少な目なので(守川が無理強いしないタイプだから)、そのあたりはあまり期待せず。

「好きになってしまった」というどうしようもなく落ちてしまった気持ちを楽しむにはおススメです。



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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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