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BL小説  たぶん疫病神 (二見書房 シャレード文庫)



小椋ムクさんファンとして、思いっきり表紙買い。
ホント、ほんわりかわいい表紙です。

で、この表紙の中でもなんか目立ってる、黒いスーツの男。
慇懃メガネの男。

これが攻め?と思いきや、これはトイレの神様。
彼は主人公を不幸にするだけの役割でした……
こんなに目立てって、攻めでも受けでもいけそうなのに……。


たぶん疫病神 (二見書房 シャレード文庫)たぶん疫病神 (二見書房 シャレード文庫)
(2013/10/24)
松雪 奈々

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というわけで、この本では、主人公佐藤(受け)にとりついたトイレの神様と、佐藤が思いを寄せていて、実は両想いだったことは早い段階でわかるかっこいい上司音無(攻め)が主人公3人。

トイレの神様は憑りついた相手の周囲の人を不幸にする。
そして不幸ゲージが貯まると離れていくという神様。

しかも別に透明人間でもなんでもないので、しっかり他人からも見えてしまう存在。
佐藤は、音無に告白されても、音無に不幸が降りかかるのではないかと恐れて、やんわり断ってしまい、そのあたりからまあいろいろとお話は発展していくのですが……。

まず攻めの音無、印象薄っ!!!

トイレの神様の方がよっぽど目立っていて攻めっぽいです。

融通の利かないメガネ野郎っぽいんですが、実はちょっと優しかったり、さびしがり屋だったり。
憎めない存在で、むしろ佐藤や音無よりも、誰よりも惹かれる存在でした!

このトイレの神様については、本編の後日話の中で、かまどの神様というちょっと攻めっぽい神様が登場。
なんとなく、ああ、トイレの神様、受けなのね!とBL乙女心をくすぐる描写があって、本編よりそちらの方が読んでて萌えいっぱいでした!

もちろん佐藤(受け)も可愛いです。
ほわんとしてて、こちらも天然ぷりが可愛い。
音無を好きな態度も控えめなところが可愛いし、エロで乱れれば可愛萌え。
ですが、佐藤と音無はもう最初から予定調和的な部分があって、展開とか会話としては意外性がない分、トイレの神様ほどのインパクトがありませんでした。

特に音無は、佐藤とトイレの神様の会話や行動を成立させるためにいるのでは?ぐらいの存在(笑)

武士っぽい和の男っぽさはあって素敵ですが、バックグラウンドも見えてこないので、印象薄いまま。
エロで佐藤を泣かせる存在としては大胆でしたが……。

まあこの佐藤と音無の展開は、最初の段階、いやいやもう概要読んだだけで想像がつくというもの。

だって、憑りついた人の周囲の人間を不幸にするというのなら、そりゃ佐藤も大好きな音無に危害が及ばないようにしますよね。

そんなときに限って、音無から「好きだ!」と告白されるなんて……
もうこのタイミング自体が不幸なんじゃ???

そんなだから、もちろん佐藤もOKできないし。
ついでに神様は見えちゃうから、音無は誤解するし。
このあたりは予定調和的。

安全道を進んで、安心しながら読めるって意味では、よかったですよ。

ということで、受けと攻めのラブラブ相愛シーンだとか、二人のなれ初めを楽しむには、この本は向いておりません。

メガネスーツの神様に興味を持たれた方には、ぜひおススメです!

特に、さっきもちょっと書きましたが、かまどの神様とのやり取りは必読。
なんか、かまどの神様、すっごい精力ありそうでした(笑)!!!



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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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