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BL小説  ロマンティスト・テイスト (幻冬舎ルチル文庫)



一言でバスっと言えば、「良いけど、個性的じゃない」作品。

個性的じゃないけど、「シンデレラストーリー」なので、気持ちよく読むことができる本です。

ロマンティスト・テイスト (幻冬舎ルチル文庫)ロマンティスト・テイスト (幻冬舎ルチル文庫)
(2013/09/18)
坂井 朱生

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もともとは1997年に発表された作品の文庫化で、今回書き下ろしショートが付いております。
本編は加筆修正などは行ってらっしゃらないようです。

1997年というと15年ぐらい前ですが、時代を感じることはないのでご安心を。

ストーリーは一般人?版「ザ・シンデレラストーリー」

主人公は14歳で母親に捨てられてから一人で生きてきた晶(受け)と、彼を雇って家に住まわせることになった15も年上の男、木槻(攻め)。
晶が勤め先と住む場所を探していたら、偶然木槻と出会い、不本意ながらも木槻のもとでやっかいになるうちに……という流れ。
年上大人金あり×年下子供金なしの、いわば典型的王道ラブです。

攻めの木槻は、ちょっと不器用。
口数少なくて、誤解されやすい男だけど、素朴で素敵です。
素朴なのに、昔結婚していて子供もいる設定がジェラシーたきつける感じでなお良し!

晶(受け)も14歳から一人で生きてきた設定の割には基本素直なので、好感が持てました。

ただ……
木槻の元妻や親友など、個性的な脇キャラも面白いですが、一つ盛り上がりにかけたのは「誰もがいい人」だということ。
みんな結局いい人で、大団円でラスト。

ぱっと盛り上がれる部分がなかったので印象薄目。
悪くないけど、個性的ではない作品です。

逆を言えば、 イタかったりツラいことはないので、安心して読むことはできます。

個人的には平凡だなぁと思ったけど、箸休め的な感じで楽しませていただきました。

坂井作品でよくお見かけする可愛い系の受けって設定も、まあ予測範囲内。
そのあたりの「典型的」ってのが「個性的じゃない」って思った要因の一つでもあります。

薄目の一冊なので、さらりと読めます。



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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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