BL小説  好きにならなくてもいい (SHYノベルス306)



恋愛を本気で考えて考えていない男と、恋愛に興味のない男が、おためしで付き合ってみるという大人同士の話。
大人同士の割り切った関係で始まり、徐々にひたひたと感情が育っていく展開だったものの、 かなり淡々としていて、あっさり。

熱が感じられない!!!
もっとほら、こうBLって熱っぽさがあるじゃない!?

なんなの、この○HKタイプのドラマ感は……。
冷たい青白い雰囲気で始まり、終わる、みたいな。


好きにならなくてもいい (SHYノベルス306)好きにならなくてもいい (SHYノベルス306)
(2013/06/29)
椎崎 夕

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田宮(攻め)という男から付き合わないかと言われて、おためしでなんの期待もなくOKする大和(受け)。
でも田宮と一緒にいたり濃厚な関係を続けるうちに、自分の気づいてないところで田宮を好きになっている。
田宮が別の女性と一緒にいるところを見て、なぜかいつもよりつらく当たってしまったり。
本人もわからない気持ちに、本人の行動がついてけなくて右往左往する。

本人も自覚していない気持ちだから、読んでても実感できないのがつらいところでした。
しかも攻めの田宮にしろ、受けの大和しろ、人物輪郭がはっきりしてないのです。
いや、一応作者の中にはもちろんあるだろうし、説明もある。
でもそれがすっごい説明的というか、実感こもってないというか。

人物に肉付けされてない感じで、立体感があまりない。
だからか、ストーリーも入り込んで読めなかったです。

2人を含めて、あまり登場人物が多くありませんでした。
大和の叔父で大和の働くギャラリーのオーナー伊織と、大和の元親友/恋人の男ぐらい。
すごく身近、行動半径も狭いお話です。

そんな中、再三話題に上るものの、伊織は結局最後まで電話越し以外には出てこず。
田宮の親友とこの叔父の関係も、会話ではなんとなくわかるもののリアル感ゼロ。
途中から出てくる大和の親友/恋人の役割も中途半端。

気分的にも盛り上がりに欠ける作品でした。
椎崎作品の中では、おすすめしません。
多々発売されている椎崎作品、他の本をおすすめします。



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