BL小説  sonatina 小奏鳴曲 (幻冬舎ルチル文庫)



長瀬目当てのイヤな外人登場に、桐生との遠距離恋愛。
次巻に期待高まる思わせぶりな終わり方(笑)と、結構アップテンポな感じ。
盛りだくさんで、面白かったです!

ここしばらくのこのシリーズの中では一番読んでてワクワクしましたよ!


sonatina 小奏鳴曲 (幻冬舎ルチル文庫)sonatina 小奏鳴曲 (幻冬舎ルチル文庫)
(2013/04/16)
愁堂 れな

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相変わらず遠距離恋愛中の桐生と長瀬。
長瀬は合併仕事で、エリート外人ジュリアスと知り合う。
ジュリアスは長瀬を気に入ったようで、いろいろちょっかいもかけてくる。
……ここまでなら、普通に外人に言い寄られて、「でも僕には恋人がいます」ときっぱり断る、みたいなパターン。
ですがですが。
この外人ジュリアス、めっちゃ性格が悪い(笑)
遊んでて、性格の悪さ、相手への冷遇に半端ない。
そしてそのジュリアスにハマって騙された格好になったのが、合併で飲み込まれる側の社長の息子、小田。
小田も同じようにイヤな奴なんですが、ジュリアスにハマっちゃってる。

……と、今回の恋愛の焦点はなんかどちらかと言えば、ジュリアスと小田。
ジュリアスと小田の結末見て、長瀬はいろいろ考える、みたいな。
そのうまくいかない二人と対照的にラブラブの桐生と長瀬。
その対比っぽいのも、個人的には面白さを感じました。

そして性格悪いのに、このジュリアスという男、その半端のなさがキャラとしては印象的なんです。
魅力的とはちょっと違うんだけど、印象的。
そして彼に突き放される小田もまた、その不幸具合が強烈。

この痴情のもつれは、長瀬が刺されるという刃傷沙汰に発展していくんですが、ストーリー展開も濃すぎず薄すぎず、ちょうどいい具合に感じ。

今回、実際に桐生と長瀬が生で会うのは最後のみ。
あとは電話や思い出の中だけという設定なのです。
しっかり交わるシーンも今回はなし。
めずらしい(笑)
電話でお互い高めあうってのはあっても、直に触るのはなし。

だけど、生々しさはいつもより少ないのに、逆にお互いのつながりのエロさみたいなものは強くて、いつもと違う新鮮さがありました!

過去数巻はわりとまったりというか、ゆるぎない絆で安定していた二人。
今回はちょっと波乱らしきものが襲ってきそうな予感ってところで終わっていて、次巻に続く……みたいな。
来年出るという次巻が楽しみです。



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