BL小説 愛に終わりはないけれど (二見書房 シャレード文庫)



よかった!
とっても、よかった!
シリーズ5作目にして、シリーズ既刊の中で一番良かった!


愛に終わりはないけれど (二見書房 シャレード文庫)愛に終わりはないけれど (二見書房 シャレード文庫)
(2013/03/25)
中原 一也

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まず斑目の男フェロと先生のエロさが半端ない!

たしかにいつも斑目は男フェロがプンプンしてるし、なんだかんだ流される先生もエロい。

だけど、今回はそれにもまして、読んでて全身熱くなるようなエロさがありました。

特に斑目が外でちょっと乱暴に先生を抱いてしまうシーン。
先生も乱暴に抱かれることをわかってる。
わかってて誘っている。
誘い受けに近い中で、斑目もわざと乱暴さをやめない。
お互いに相手が自分を愛していることがわかっているからできる姿に、恥ずかしながら感動……。
斑目の「愛してる」というセリフも、すっごく素で真摯でぐっとキました。

斑目の過去に絡んだ恨みや事件が今回のストーリー。
斑目のどうしても前向きになれない気持ちや過去への捕われがすごくよく伝わってきて、斑目という男にさらに深みが増していたのも注目点。
先生ですらなかなか斑目を気持ちのループから脱出させることができない。
もどかしい先生の気持ちにもすごく共感できます。
なにより二人の互いの愛情と、それでもまだ通じ合えない部分がある現実みたいなモノ自体に読み応えがありました。

番外編で収録されていた双葉のショートもよかったです。
息子と動物園に行くお話は、癒されるしほのぼの。
双葉の人生の成長や決意もとっても前向きで、双葉自身に好感が持てました。
路上生活のときとは違う自分を再認識して生きていく。
最後のページはそんな双葉の決意というか、前にはしなかっただろう選択みたいなのが描かれていて、なんだろ、変わった双葉の姿になんかじわっときました……。

本編もどうやら次で終わりとなるらしく、後にひく終わり方も絶妙。
今後どうなるのか、斑目がどういう決断を下していくのか、次巻が非常に楽しみです。



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