BL小説  この恋、温めますか? (クロスノベルス)



全体的感想としては、ストーリーの基本アイディアは面白い。
なのに、描きかたがちょっと焦点からずれていて面白くなくなってしまった感じでした。

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この恋、温めますか? (クロスノベルス)この恋、温めますか? (クロスノベルス)
(2013/03/11)
浅見 茉莉

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何にも知らない超御曹司、英(受け)が、生まれて初めてバイト。
場所は、コンビニ。
そこで、無骨で愛想はないけどしっかりフォローして助けてくれる店長志賀(攻め)と出会い、好きになってしまうというストーリー。

前半は、御曹司の英の慣れないコンビニ勤務ぶりがどこかコミカルで面白いです。
志賀に料理を教わったり、ふつうの生活のイロハを教わりながら、志賀を頼もしいな、と感じるワクワクドキドキ感がめっちゃ伝わってきました!

……が、話が進むにつれて、英のお兄さんが出てきたり、御曹司一家の風変りな習慣が出てきたりと、コンビニ店長志賀との恋愛を阻む要素がちょっと風変わりな感じに……。

そして志賀との関係に悩む英に告白してきたのは、途中から登場した実の弟という設定がキタッ~!!!
当て馬がひょっこり出てきた実の弟で、いきなり「兄さんが好きだ」という告白につながり、ちょっとびっくり。
あ、実の弟ですが、当て馬は……

そのままいきなり弟に押し倒されて、そこに志賀がやってきて……と、ある意味王道話のポイントは抑えてはいるものの、なんかとってつけた感じじゃないですか?
だっていきなり学校の休みとかで戻ってきて、バイト先に表れて、志賀に敵意むき出しの上、アパートで「好き」はないでしょう???

その前にも、お兄さんが登場。 男が好きなのか?とか、ねほりはほり訊く場面もあり、なんで兄さん出てくる必要があるの?と素朴な疑問。

そんなこんなで中途半端にお兄さんや弟が出てきた分、せっかくの攻め志賀との時間や会話が後半ない!
だから志賀の存在自体のインパクトが弱かったです。
志賀が英を好きになるポイントもあいまいに感じちゃいました。

……が、攻め男としては、
普段はちょっと無愛想。
でも面倒見はいい。
気持ち面ではちょっと奥手というかオープンじゃない年上の男っぽさもあり。
けれどエロはそれまでの無愛想系をいきなり脱出しての攻め系なセリフたっぷり。
と、年上の頼りになる攻めイメージで素敵でした。

ほんとは、もっと志賀と英、主役二人のあれこれが読みたかったです。
好きになる過程とかきっかけとか。

英の記憶力の良さとか、御曹司であることとか、伏線はたくさんひいてあるのにそれが恋愛に関する感情にまったく関係ないところに無駄を感じてしまいました。

無意味に外野が出てきてあれこれ口出ししているのもめちゃくちゃ無駄に感じてしまいました……



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