BL小説  くされ縁 ~人気ミステリ作家としがないライターの場合~ (プリズム文庫)



単純な萌えが欲しいとき、森本作品を選ぶのですが、これは「可愛いちまっとした受け」じゃありませんでした(笑)


くされ縁 ~人気ミステリ作家としがないライターの場合~ (プリズム文庫)くされ縁 ~人気ミステリ作家としがないライターの場合~ (プリズム文庫)
(2013/03/23)
森本あき

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表紙と概要に興味をひかれて購入しました。
挿絵は表紙同様、どれも可愛くてほんわか。
攻めもかっこよく描かれていて、大変満足。

内容は、大学の同級生同士。売れてる作家×作家希望のライター
投稿してもダメダメの作家志望の受けと、傲慢だけど作家として天賦の才がある攻めが、同居している中で恋人同士になる展開で、過去にも身体の関係だけはあったという伏線つき。

攻めはキャラがはっきりしていて、ちょっと傲慢ぽいけどブレない筋の通った性格がかっこいいです。
軽妙な物言いも魅力的でした。

対して受けは凡庸で影が薄い!!!
受け視点でストーリーが展開するのに、あまりに普通すぎてメリハリないし。
一応基本コンセプトが「可愛い受け」っぽくはあるけど、体格とかなんとか全体的に絆される可愛さを感じられませんでした。

恋愛については最初から結果がわかっている大団円モノの典型で、過程になにかあるかといえば特になし。
最初から予想がつくことを読んで、やっぱりなと最後を迎える感じです。
全体の展開もアップダウンがなく、会話と独り言の垂れ流しな雰囲気。

……が、後半は受けが書いた小説が絡んだ展開がなかなか絶妙なストーリーで、個人的には気持ちよく読み終えることができました。
後味はよかったです。

ちなみに、タイトル「くされ縁」は、ストーリーとは全く関係なし。
たしかに長年のくされ縁ではあるけれど、だからそれがストーリーに関係してくるかというと違います(笑)



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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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