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BL小説  ナゲキのカナリヤ―ウタエ― (幻冬舎ルチル文庫)



ナゲキのカナリア 崎谷はるひ 信号機シリーズ最新作。
姫受けってのが気になって、一作前をすっ飛ばして読んでみたのですが……


ナゲキのカナリヤ―ウタエ― (幻冬舎ルチル文庫)ナゲキのカナリヤ―ウタエ― (幻冬舎ルチル文庫)
(2013/01/31)
崎谷 はるひ

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糖度を無理矢理エロで作った感じで、ストーリーとしては甘くなかったです。
会社での問題小説みたいな感じが強い。
恋愛がメインじゃなくて、会社でのパワハラセクハラを対処していく、みたいな。

信号機シリーズ前作「リナリアのナミダ」に続く作品で、前作の攻正廣の兄、清也とゲームで知り合ったリーマン 利憲のストーリー。
性格的なことから女上司に性的嫌がらせされたりと会社での立場がない清也の心の支えになっていく利憲。

……のはずが、ほとんど清也の会社での問題を解決に導いていくのは、会社の同僚の友達(苦笑)
利憲はちょろ出程度。

利憲は恋愛部分については積極性があっても清也の問題についてはそこまで奥深く入ってこない。
なんだか、攻めとしての男らしさ、かっこよさに欠けてて素敵だ!と感じられませんでした。
だからか糖度が変な方向に高めで、読んでてどこか納得しがたいものがあり(笑)

前半、中盤と会社での問題がメインだったからか、後半になっていきなりエロがっつり導入。
番外編のショート後日話も、エロさダダ漏れの清也がそのエロさに悩み、追い打ちかけるようにまた利憲に開発さ れていくという、エロメイン。

清也の反応は可愛い。萌える。
姫受けは、やっぱりいい。
理由なく、萌える。

でもそれだけなんですよね。
こう、二人の間に強い結びつきとかがまったく感じられない。
恋愛で言えば、どちらかというと厚みのないストーリー?だったように思います。

清也の生活や仕事ぶりはすっごく詳しくて超現実的なのに、肝心な恋愛部分がさらりとしすぎてて、「これってBLじゃなくて、ふつうの会社問題小説?」とジャンル確かめてしまう、みたいな。

崎谷作品はどの作品もバックグラウンドとかキャラづくりが深くて面白い。 でも、ひとつ間違えると、焦点ずれちゃう危険性もはらんでるわけで、この作品がその典型だったな、と。

基本、個人的には崎谷作品は基盤がしっかりしてるので好みなのですが、これは攻めが頼もしくなかった。
存在薄かった。
つまり恋愛薄かったので、いまいちでした。

……ちなみに前作「リナリアのナミダ」を読んでいなくても、話は問題なくわかります。


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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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