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BL小説 伯爵夫人の魔法の靴 (ルナノベルズ)



色っぽさは感じなかったけど、上品な艶やかさが始終漂ってる作品だなぁと思いました。

個人的には外人モノはあまり好きではない(現実的じゃないから好きじゃない)んですが、この本は、外人モノ特有の「ありえないだろ!」系がなくて自然さがありました。

……が、基本的には素敵な王子様に見初められる「シンデレラストーリー」

ふわふわしたような心地よい雰囲気で、二人が次第に仲良くなって、好きです!となる、捻りはないストレートストーリー。
けれど、つまらなくないです。
雰囲気がおっとり気味だからか、かわい作品のなせる業なのか、まったりしてても飽きないところに座布団一枚(笑)


伯爵夫人の魔法の靴 (ルナノベルズ)伯爵夫人の魔法の靴 (ルナノベルズ)
(2012/09/06)
かわい 有美子

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舞台はデパート。
イギリス名門デパートに吸収される日本老舗デパートで、イギリスから来た外人支社長と、偶然知り合うことになったちょっと英語ができる社員が主人公。
日本文化や日常生活を通して次第に心を通わせるようになり、「日本人特有の美」に惹かれる貴族外人。

これってハ○ッズと三○? 松○屋? 高○屋?とかぐるぐる想像してしまいました(笑)

清楚な受と、上品な攻。

印象としては「おおっぴらな恋話」というよりは、「貴族様のささやき」「秘め事」みたいな「内緒で」感が強くて、その奥ゆかしさみたいなのがよかったです。

前半も恋話というよりは「知識欲を刺激されるドキュメンタリー」ぽくて、個人的には好きでした。

二人の関係も、しずしずと進行していき、最後にぱっと華が咲いて、「これからよろしく」というところで終わる。
大げさな山場はナシ。

じわじわ寄り添い始める二人のほのかな幸せっぷりを楽しむ感じですので、結構万人受けタイプかもしれません。

印象としては三ツ星……でしょうか。四ツ星の間ぐらいなんですが、かわい作品といえば「上海金魚」などもっとよい作品があるし、じゃあこの「伯爵夫人の…」をもう一度明日読みたいかというとそこまでではないので、無難なところで三ツ星で。




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テーマ: BL小説 | ジャンル: 小説・文学
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